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インド学を学ぶ院生(だった人)が日々の出来事を書く日記です。ちなみに、インドに行ったことはありません。
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治らない。

治らない治らない。

この「くらくら」が治らない。

頭の中でズンズン音がする。

絶え間なく何かが瞬いている。

ふざけるな。

もう何度も言ったはずだ。

ふざけるな






以前なら眠れば回復していた。

処方された薬は飲まなかったが

それでも快方に向かっていた。

それが今度はどうだ。

どんなに寝ても治らない。

陰口は叩かれる一方だ。

「精神力で何とかしろ」の理屈も鳴り止まない。

あんたも知っているはずだろう。

あんたの崇める精神力

時に無力であることを。






女の意地で稽古に行った。

もう誰にも何も言わせないために。

黙っていれば間接的に侮辱を受け続ける。

自尊心が許さない。

「自尊心」とはこんなときに使うのだろう。

悔しくてしょうがない。

畜生と大声で叫びたかった。

畜生

畜生畜生。

かわりに転がっていた陶器の破片を放り投げた。

間抜けな音をたててそれは地面に落ちた。






怒りをむき出しにされた。

でも憎しみは無かった。

私は無感動だった。

私は私なりに必死だ。

悔しいからここにいる。

諦めか、理解か。

彼は声を消した。






私は死ぬまでに一体どれだけのりを向けられるのか。

顔を歪めて、声を荒げて。

これまで色々な怒りをぶつけられてきた。

大抵は憎悪に近いものだった。

教育」という名目で。

正義」という名前のもとに。

一体彼らのうちにどれだけ正しいものがあったのか

私は知らない。

「正義」が個人の価値観に基づいている限り

絶対の「正義」などは存在しないけれども。






誰のどんな感情をも受け止めるだけの

さが欲しい。


強さは弱さの中から生まれ

強さは時に弱さになる。

白痴だがそれだけは理解しているつもりだ。

もう泣かない。

もう逃げない。

もう恐れない。

どんな人間もかかってくればいい。

私を罵倒しろ。

飽きるまで蔑めばいい。

私は敢えてそれを欲する。

い。







こんな体を引きずって

笑われないために笑う。

弱音は無意味だ。

抵抗にもならない。

畜生。

辱めろ。

もっともっともっと。

それだけ私は強くなる。






まだ20歳。

私はどんな大人になるのだろう。

知らない。
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